Tanaka Yonekichi

田中米吉の世界

御堀堂々主、田中米吉は現代彫刻家としてもうひとつの顔があります。
こちらのページは「現代彫刻家　田中米吉」のその不思議なアートの世界をご紹介します。

PROFILE

田中米吉　Tanaka Yonekichi

私は子供の頃、障子の破れから外を見るのが面白かつた。穴を覗くと、外の電柱や、家の屋根、立木が非常に近く、鮮明に見えて驚いたものである。このことが空間的な作品“ドッキング”を作る始めになつた。今では二つの穴を貫通する指線の先に見えるのは、宇宙の無限性「宇宙性」ということになる。宇宙は、無辺際の自由に無限に、あるがままに在るだけである。ここに私は限り無くこわさをみる。

1925年山口県山口市生まれ。宇部工専（現・山口大学工学部）機械科卒業。 個展：ギャラリームカイ、佐賀町エキジビットスペース、ＡＰＡ画廊、コンジット画廊（ダラス）、山口県立美術館「田中米吉“ドッキング”からの視線」展 出展：ロンドンＩＣＡ展、第2回国際彫刻展、第1回・第2回彫刻の森美術館大賞展、近・現代日本の彫刻展、サンアンドスター1996フェスティバルＵＳＡ 受賞：現代日本彫刻展大賞、毎日新聞社賞、フジ産経国際彫刻展佳作賞、作品設置：埼玉県立近代美術館環境作品、美ヶ原高原美術館、ダラス大学、秋吉台国際芸術村、等に作品設置。